看護師が携わる夜勤の実態

看護師として医療機関や介護施設で働く場合、職場によっては夜勤があります。

夜勤の内容は、基本的に日勤と同じです。バイタルチェックや点滴交換、食事介助などに加えて定期的に病室を見回るラウンド、緊急時対応を行います。また、夜勤は日勤より人数が少ないので、ナースコールの対応や患者のお世話が増えるのが実情です。

勤務形態は2交代制と3交代制があり、2交代制の夜勤は16時~9時までの16時間勤務となっています。2交代制では夜勤の間に、連続して2時間以上の仮眠時間が設けられるのが一般的です。

一方、3交代制では準夜勤の16時30分~0時30分、深夜勤の0時~9時の2パターンの夜勤があります。どちらも60分の休憩を挟んで、8時間勤務です。

月でいうと2交代制の場合は平均4回、3交代制の場合は平均8回の夜勤をすることになるでしょう。日本看護協会が作成しているガイドラインによると夜勤は2連続までで、勤務間隔は11時間以上空けることが望ましいとされています。

夜勤の翌日は、基本的に休日になるようにシフトが組まれるのが特徴です。夜勤明けが朝9時だとしたら、そこから翌日を含めて2日間程度休みがもらえることになります。

そして、夜勤には夜勤手当があるのが魅力です。眠くて辛いばかりではなく収入がよくなり、少人数対応で看護師としての経験やスキルアップが図れるのも夜勤ならではと言えます。自分の生活リズムを守りながら、うまく夜勤を乗り越えましょう。